<<工事振動の伝播予測>>
工事振動被害は、まず振動の大きさを知ることが大切です!
工事中の振動測定の結果がなくても被害判定は可能です。
実測記録があれば助かりますが、でもそのデータが必ずしもすべてを記録したものではないです。
使用重機や作業から発生振動を把握することは可能で、このデータから「発生振動の上限」を知ることは非常に重要です。
建設工事の施工に伴う振動は、距離が離れれば小さくなるので、そこが問題!
工事箇所周辺への伝播、建物位置の振動レベルの予測を行います。(予測算定例→右図参照)
伝播予測は旧建設省土木研究所提案の減衰式を用いますので、事前調査範囲の検討・環境影響評価・建物の被害認定などでの検討に対応できます。
また、振動予測では、サンプルデータ(基準データ)の設定が重要です。
表-1のサンプルデータはよく使われる「建設作業振動対策マニュアル」のデータですが、実際の作業は多彩で、重機の使用や使用条件に応じたサンプルデータが必要となります。
(ご存知のように実際は、これよりかなり大きな発生振動です)
当社では、これ以外に報告されている様々な文献データや独自に実測したデータから、実情に応じた様々なサンプルデータを用意しています。
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